【モノクロ写真とは?白と黒?】おさえたい3つのポイント

モノクロ写真の基礎 モノクロの写真

こんにちは、monochrome journey(AKI)です。
このブログでは、モノクロ写真とはについて解説しています。   

モノクロ写真を知りたいです。 

基礎を教えてください。

以上のような、モノクロ写真についての質問をお答えします。

☑️ この記事の内容
・モノクロ写真とは 
・モノクロ写真の撮影方法の3つおさえたいポイント
・モノクロ写真なら写真家【アンセルアダムス】

本記事では、モノクロ写真とはの基礎に関して解説しました。

モノクロ写真は基礎をおさえると、上達しやすいです。

モノクロ写真に興味を持ってる方に、おさえたい基礎をまとめてますので、ぜひ参考にしてみてください。

モノクロ写真とは

モノクロはモノクロームの略です、英語ではMonochromeと書きます。                                          意味としては、異なる色を使用せず、単色の濃淡やトーンを利用して表現する写真です。

なぜなら「モノクローム」という言葉は文字通り「単色」の意味であり、必ずしも白と黒に限定されないことから、任意の単色の濃淡やトーンを使用して作成できます。

UnsplashFabrizio Contiが撮影した写真

上のような白黒調のものや
UnsplashAlex Shutinが撮影した写真

↑青色合いのみのも厳密にはモノクロ写真です。

白と黒のモノクローム写真では、純粋な黒から純粋な白まで、その間のさまざまなグレーの濃淡で構成された画像です。

単色の写真は、印象的なコントラストから微妙なブレンドまで、幅広い効果を生み出すために使用されます。

単色の写真を作成するために、写真家は通常、単色またはトーンを選択することからはじめます。

白黒写真と同じですか?

日本ではモノクロ写真と白黒写真を同じ意味で使用されることが多いですが、厳密に言うと微妙にちがいます。 

白黒写真は、黒、白、灰色の色合いのみを使用して表現する写真です。

一方でモノクロの写真は、白黒だけでなく、単色であれば、あらゆる色を使用して作成できます。

白黒写真は単色写真の一種ですが、すべての単色写真が白黒ではありません。
   
このブログでは、日本で認識されてる『モノクロ写真』はモノクロ=白黒写真で解説していけたらと思います。

モノクロ写真の撮影方法の3つおさえたいポイント

モノクロ写真を撮る3つのポイントはこちらです。

☑️ 3つのポイント
・視覚化とイメージの価値 
・光
・露光 

写真の成功にはショートカットや即效的な方法はありませんが、基本をおさせるだけで良い写真が撮れるようになります。

視覚化とイメージの価値

「Visualization and Image Values(視覚化とイメージの価値)」は写真の創造性において重要であり、事前にイメージを具体的に想像することが良い写真を撮影する鍵です。 

なぜなら撮影前にイメージを視覚化すると、撮影対象の要点や構図を的確に捉えることができ、技術的なスキルだけでなく芸術的な視点も向上し、魅力的な写真が生まれます。

尊敬している白黒写真家のアンセル・アダムスは、異なる光の条件やコントラストによって写真の価値や表現が変わりますと言っています。

例えば:

空が薄い写真
A
空が濃い写真
B

AとBを見るとわかる通り、空のインパクトが全く違うのです。

私はBのよりインパクトのある写真にするため、先に想像してから撮ります。

基本を説明してますが、視覚化とイメージの価値を理解し、磨き上げると、より優れた写真を撮影することができるのです。

視覚化は、写真制作における基盤であり、創造的なプロセスにおいて不可欠だと思います。

写真における光の重要性とその様々な側面に焦点を当てており、写真制作において光が果たす役割は重要です。 

光は写真制作において基本的かつ重要な要素であり、写真の品質や表現に大きな影響をあたえます。

適切な光の理解と活用は、写真家が望むイメージを捉え、感情や雰囲気を効果的に伝えるための基盤です。

光の強度や方向、色温度などの特性で写真はだいぶかわります。

例えば:

主体の後ろにある光を使って主体を真っ黒にした、傘を持った女性の形
主体の後ろにある光を使って主体を真っ黒にし、
形だけが見えるようにしています。
サイドの光を活用して木が立体的な写真
カメラから見る際にはサイドの光を活用して木が立体的に見えるようにしています。

光の特性を深く理解し、光を最大限に活用することで、より優れた写真を撮影できるでしょう。

露光 

適切な露光の選択が写真の品質にあたえる影響は大きです。

露光は写真の明るさ、トーン、およびコントラストに直接影響をあたえます。

過度または不足した露光は、写真の詳細や質感を失わせたり、ネガティブの役立つ情報を失わせる可能性があるのです。

適切な露光を選ぶことは、ネガティブの品質を最大限に引き出します。(露光が適切でない場合、写真は過度に明るくなったり(オーバーエクスポージャ)、暗くなったり(アンダーエクスポージャ)します。)

例えば:

オーバーエクスポージャした場合の写真です。
オーバーエクスポージャした場合の写真です。
私が撮りたい理想の露光の写真です。
アンダーエクスポージャした場合の写真です。
アンダーエクスポージャした場合の写真です。

被写体や撮影条件に応じて適切な露光を選ぶ能力を身につけることが重要です。

適切な露光設定は、写真家の意図を明確に伝え、写真の品質を向上させるために不可欠なスキルであり、ネガティブの品質向上に繋がります。

モノクロvsグレースケール

モノクロとグレースケールは、両方とも白黒の写真を指しますが、微妙な違いがあります。

簡単に言うとモノクロ写真は色を完全に排除したシンプルなイメージを作成する方法です。一方、グレースケールは、より豊かなトーンの変化を探求する場合に適しています。

単色の写真は単一の色またはトーンに基づいており、グレイスケールはさまざまなグレーの色合いを使用してコントラストを作成します。

写真の目的や表現したい雰囲気に応じて、どちらのアプローチが適しているかがかわります。

はっきりとした高コントラストの写真を作成したい場合、グレースケールが適しています。

一方、より微妙でニュアンスのある写真を作成したい場合は、単色の写真を使用することがお勧めです。

どのアプローチが最適かを判断するためには、実際に実験し、作成したい写真に最適な手法を見つけることが重要だと思います。

写真の目的や個々の好みに応じて、単色の写真とグレイスケールの写真の両方が有用であることを理解することが鍵です。

モノクロ写真なら写真家【アンセル アダムス】

写真家 アンセル アダムス 引用Wikipedia
写真家 アンセル アダムス 引用Wikipedia

モノクロ写真の業界にインパクトを残したと言っても過言ではないアメリカの写真家アンセル・アダムスAnsel Adamsを紹介していきます。

カリフォルニア州ヨセミテ渓谷のモノクロ写真で有名になりました写真家です。

また、写真に関する数々の著作でも知られている。

特に写真技術を扱った3冊の本『The Camera』『The Negative』『The Print』が有名です、英語ですが、私も基礎を学ぶために読みましたが、かなり充実した本です。

THE NAGATIVEの本


英語が読める方はぜひ読んでいただきたい本です。特にモノクロ撮影を理解するにあたって『The Negative』が必須です。

主な写真作品は

Lodgepole Pines, Lyell Fork of the Merced River 1921.
Monolith, the Face of Half Dome, 1927.
Rose and Driftwood, 1932. Clearing Winter Storm, 1940.
Moonrise over Hernandez, New Mexico, 1941.
Ice on Ellery Lake, Sierra Nevada, 1941.
Georgia O’Keeffe and Orville Cox at Canyon de Chelly Aspens, New Mexico, 1958.

アンセル・アダムスのモノクロ写真は、白黒だけではなく、グレーゾンがはっきりしてインパクトがあります。

現代はデジタルカメラでより簡単にモノクロ写真が撮れますが、本質的なモノクロ写真をまなぶ上ではアンセル・アダムスはとても参考になる写真家です。

モノクロ写真のポイントをおさえて楽しもう

当記事ではモノクロ写真を知る上でおさえたい基礎のポイントを解説しました。

モノクロ写真は、世界を見るための美しくユニークな方法です。また、時代を超えた品質の素晴らしい写真を作成できます。

ぜひモノクロ写真を撮り始めてみてはいかがでしょうか

タイトルとURLをコピーしました